はじめに
この記事はFIREに関する情報や、自分なりの考察をまとめるページです。随時更新していきます。
FIREの分類について
FIREにはいくつかの分類があります。私はこちらのページを参考にしました。体系的にまとまっている書籍については今後探していきます。
考察
「バリスタFIREはFIREといえるのか」は疑問です。働く必要があるということは経済的に独立していえないのではないでしょうか。もしバリスタFIREの状態がFIREであるという理屈がまかり通るのであれば、今の仕事に満足しながら働いている人はみなFIREしていることになってしまいます。
もちろんバリスタFIREの生き方自体は素晴らしいと思うので、それを否定するつもりはありません。あくまで「それはFIREなのか」という意味です。(ちなみに私もバリスタFIREを目指しています。)
どのようにFIREの計画を立てるか?
はじめに支出ありき
FIRE後の支出から逆算するべきです。つまり、これからFIREを目指すのですからFIREの状態において、どれだけの支出が発生するのかを先にイメージしておく必要があります。これは人によって千差万別のはずです。生活費を極限まで絞ればいわゆるリーンFIRE、人並みの贅沢を求めるならファットFIREということになります。
このイメージが具体的でないと「FIREに向けてのモチベーションが維持できない」「資産は出来たが仕事を辞める決心がつかない」
といった状況にはまるはずです。何事もそうですが、ゴールイメージをはっきりさせることが重要でしょう。
最も簡単な試算方法は現在の支出
をベースにすることでしょう。つまり、現在の支出が月20万円であれば、FIRE後に支出が月20万円の生活をするということです。現在それで生活ができているわけですから、基本的には無理のない試算といえるでしょう。
支出を減らすことがいかに重要か
これらの議論から、FIREに向けて支出を減らすことがいかに重要かが分かります。
つまり
- FIRE後に必要な支出が小さければ、FIREに必要な資産が少なくて済むためFIREまでの期間が短くなる
- 現在の支出が小さければ、FIREに必要な資産が早く形成できるためFIREまでの期間が短くなる
ということです。
別の解釈として
- FIREに向けて過剰に収入を増やす必要がなくなる
- バリスタFIREを目指す場合は、FIRE後に必要な労働がより少なくて済む
といった説明もできます。
つまり現在の支出(FIRE後の支出)を減らすことが極めて重要です。
必要な資産
支出についての見通しが立てば、あとはFIRE後の労働収入さえ決めてしまえば必要な資産が決まります。この決め方は様々あると思いますが、4%ルール
などが有名だと思います。
たとえば、FIRE後の年間支出が300万円で労働収入は60万円とすると、資産から240万円を切り崩す(配当等も含む)必要があります。そのため6000万円の資産が必要ということになります。
期間とFIREまでの収入
必要な資産が定まりました。あとは、どのように資産を築いていくかを考えれば良いことになります。これは収入と期間のバランスでしょう。つまり、短い期間でのFIREを目指すのであれば収入を増やす必要がありますし、FIREまでの期間は長くなっても良いので収入は維持するという考え方もあります。
収入から支出を差し引いたものが投資の元金になります。
シミュレータなどを使って、想定収入でどれだけの期間があれば目標の資産額を達成できるかを計算しましょう。収入が一定でないと仮定する場合は計算が複雑になると思います。その場合は、収入が一定の期間毎にまとまりを作って、シミュレータを複数回回すほかないでしょう。あるいは自分でプログラムやエクセルを使ってシミュレータを自作するのが良いと思います。
なお、投資の利益には税金がかかる点も考慮に入れてください。ただし、NISAなど非課税で投資できる制度もあるので、これらは分けてシミュレータを動かすのが良いでしょう。
記事情報
- 投稿日:2021年5月23日
- 最終更新日:2020年5月23日