2020年11月に読んで良かった書籍

はじめに

勉強の振り返りを兼ねて今月に読んだ書籍のうち「買ってよかった」と感じた書籍をまとめました

マンガでわかる統計学

オーム社からも同じ名前の書籍が出ています。そちらもおすすめですがこちらの書籍もとても良いです。
事前知識無しで読み進めることができる一方、重要な概念を広く扱うので統計学を学ぶ方が最初に読むことをおすすめします。

この書籍を読むと以下のようなキーワードについて理解できると思います。逆にこれらを理解している自身がある方にとっては、少し簡単な内容だと思います。

  • ヒストグラム
  • ポアソン分布
  • 母分散
  • 対立仮説

まずはこの一冊から 意味がわかる統計学

パラメータの区間推定をする際に、「平均既知のとき標準偏差は何分布を使うか?」といったことが体系的にまとめられていました。
多少は数式が出てくるので、数学がに自身がない方は「まずはこの一冊から」始めないほうが良いと思います。

「完全独習 統計学入門」の代わりになる書籍だと思いますが、個人的にはこちらのほうが読みやすくおすすめです。

この書籍を読むと以下のようなキーワードについて理解できると思います。逆にこれらを理解している自身がある方にとっては、少し簡単な内容だと思います。

  • 点推定
  • 不偏推定量
  • 最尤法

データ分析のための数理モデル入門

数式は難しいと思ったら飛ばして良いです。そもそも図鑑のようなものであり、そのモデルを知っている人は数式を読めるが、この書籍を読んでもモデルを理解できるわけではありません。

その点については注意してほしいですが、本当によくまとまっています。この本の使い方は

  • 定期的に読み返し、自分の知識が足りていない分野を知る
  • モデリングの前に一度、本当にこのモデルで良いか?を確認する

といった用途が良いです。

統計学がわかる 回帰分析・因子分析ファーストブック

この書籍はストーリー仕立てでとても理解しやすいです。同シリーズの「統計学がわかる ファーストブック」の続きというわけではないので、そちらの書籍を読んでいなくてもOKです。個人差があるとは思いますが、私はこちらの書籍の方がわかりやすく感じました。

タイトルそのままですが、この書籍を読むと以下のようなキーワードについて理解できると思います。逆にこれらを理解している自身がある方にとっては、少し簡単な内容だと思います。

  • 点推定
  • 不偏推定量
  • 最尤法

Pythonで学ぶあたらしい統計学の教科書

タイトル通りだと思います。Pythonで統計学が学べます。比較的新しい書籍なので、著名なデータサイエンティストは言及していませんが、本当に良い書籍です。

教科書といった感じですので、まずはこれまでに紹介した書籍を読んで統計学のイメージを掴んでからこの書籍に挑戦すると良いと思います。プログラミングの経験があれば、週末で読める内容だと思います。

スッキリわかるSQL入門 第2版

ちょっと統計学の流れからそれるので入れるか迷いましたが、こちらもかなり良かったので紹介させてもらいます。

初心者向けの書籍です。内容は平易で、構成も対話形式ですのでこの書籍を最後まで読めないということはないと思います。

何と言ってもWeb上にSQL環境があるのでブラウザさえあれば、どこまで手を動かして勉強できる点が素晴らしいです。練習問題も豊富なので長い時間楽しめると思います。

記事情報

  • 投稿日:2020年11月28日
  • 最終更新日:2020年11月28日