はじめに
書籍「コーディングを支える技術」を読了したので、この記事ではその感想を残します。
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書籍の概要
プログラミング言語の概念についての解説書です。
特定の言語についての解説書ではなく、プログラミング言語そのものに関する疑問(例えば、なぜif文があるのか)を、歴史を交えながら解説しています。
想定する読者のレベル
専門書というよりは読み物ですので、ある程度のプログラミングの経験があれば読み進められると思います。
- プログラミングの概念について勉強したい
- 専門書の息抜きをしたい
- 新しい言語に挑戦したい
と思っている方にはぜひ読んでいただきたいです。
目次
著者の公式ページから引用させていただきます。
- 言語を深く効率的に学ぶには
- プログラミング言語を俯瞰する
- 文法の誕生
- 処理の流れのコントロール
- 関数
- エラー処理
- 名前とスコープ
- 型
- コンテナと文字列
- 並行処理
- オブジェクトとクラス
- 継承によるコードの再利用
興味深かった話題
私の独断と偏見ですが、面白かった話題です。こういった話題にピンと来られた方にオススメです。
- 決め事は言語によって異なる
- 何が真で何が偽か
- こうかけたほうが自然だから、そう書けるという約束にしよう
- どの言語を学ぶべきかは誰にもわからない
- 現代にも生きるスタックマシン
- スタックマシン型のVMを使っている言語
- 計算順序をどう表現する?
- ifがなぜあるか
- if, while, breakは制限付きのgoto
- 関数の誕生
- 長い変数名を付ける
- 初期のFORTRANでの型
- Pythonの参照カウント
- 型推論
- 配列と連結リスト
- トランサクショナルメモリ
- 言語によって違う「オブジェクト思考」の意味
- クラスタ持つ3つの役割
最後に
非常にお勧めできる書籍です。プログラミングの概念をその成り立ちの歴史を交えてまとめており、何年たっても色褪せない内容になっていると思います。
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記事情報
- 投稿日:2020年5月25日
- 最終更新日:2020年5月25日