Python初心者、あるいはPythonをちょっと触ってみたい!
という方は、Google Colaboratoryを使ってみることをオススメします!
この記事ではその理由について解説してみたいと思います。
Google Colaboratoryとは
https://colab.research.google.com/
Googleが提供しているクラウドで実行されるJupyter Notebook環境です。
Googleアカウントを持っていれば、誰でも無料で利用できます
Python初心者にGoogle Colabを進める7つの理由
理由1: 実行環境の構築が不要
Pythonは非常に簡潔なプログラミング言語であり、プログラミング初学者にもとても向いています。
一方で、環境構築が難しくつまづく方も多いようです。
Windowsでは標準でPythonは入っておらず、Macには標準で入っているもののPython2系で(バージョンが古い)であるためです。
また、MacにプリインストールしているPythonにパッケージを追加することは、通常推奨されません。
理由2: エディタが不要
Colaboratory(正確にはJupyter Notebook)はインタラクティブな実行環境です。
つまり、エディタを用意する必要がありません。
プログラミングを嗜むようになれば、エディタにこだわりも出てくるかと思います。
しかし、初心者にとっては選択肢が多すぎて、むしろ悩ましいでしょう。
Colaboratoryを使えば、そういった手間から解放されることになります。
理由3: PCのスペックを問わない
Colaboratoryはクラウド上で実行される環境のため、基本的にはクライアントPCのスペックは低くてもOKです。
ちょっとした作業ならタブレットでも可能であり、プログラミングのハードルを下げる効果があると思います。
理由4: ドライブに保存されるため、作業場所を問わない
Colaboratoryで開発したソースコード(.ipynb)は自動でGoogleドライブに保存されます。
つまり、「家のデスクトップPCで書いたコードの続きを、カフェでノートPCで書く」といった活動をストレスなく行えます。
理由5: 共有が用意
クラウド上に保存されており、Googleドライブと連携もしているため、人への共有がとても簡単です。
(勉強会、ハンズオンなどでもよく利用されます)
また、GitHubとの連携も容易です。
理由6: インタラクティブに操作できる
ノートブック形式であるため、変数の中身やタイプを確認しながら実装を進められます。
また、セルを一つずつ実行できるので、エラーが発生した際に原因を特定しやすいです。
つまり、プログラミング初心者がつまずきやすい箇所がちょうどよくケアされています
理由7: GPUやTPUが無料で使える
機械学習(人工知能)の領域では、高速に計算を行うためにGPUやTPUと呼ばれる特殊なハードウェアを用います。
これを自前で用意すると非常に効果であるため、これらの環境が無料で使えることは大変にありがたいです。
(GPUだと数万円、TPUは実質入手不可)
機械学習がどれくらい簡単に試せるか
以前に書いた記事がありますので、コードを実行してみて下さい。(コピペで動きます)